オーストラリアへ留学したい!と思い立ったが吉日、とはいかないのが留学。留学生活を成功させるためには入念なプランと資金力が必要不可欠と言ってもよいでしょう。今回は実際にオーストラリアに長期留学する場合は学費や生活費なども含めてどのくらいの資金が必要なのかを解説したいと思います。
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留学にかかる学費
留学にかかる学費は基本的に日本で一括支払いという形が一般的です。長期留学の場合はほとんどの学校で長期割引がきくため、長い目で見た場合は一括で支払ってしまうとリーズナブルな価格で留学ができるといえるでしょう。
学校のタイムテーブルは基本的には朝から夕方までの時間帯に行われるモーニングクラスが一般的です。ほとんどの留学生がこちらのモーニングクラスに入学していますが、タイムテーブルが多い学校では2つに分かれており、イブニング(夜間)クラスから選べるタイプもあります。イブニングクラスは朝や昼間に仕事があり、朝から学校に出席が難しい学生が集まる傾向にあります。
モーニングクラスとイブニングクラスはどちらも時間数は一緒となりますが、学費としてはイブニングクラスが安くなります。モーニングクラスの場合は週330~400ドル程度、イブニングクラスについては週200~300ドルが相場となります。
例えばですが、メルボルンの人気校であるDiscover Englishのモーニングクラス、フルタイムに3か月間通った場合は以下の通りとなります。
入学金:220ドル
学費:4,080ドル(週340ドル×12週間)
教材費:70ドル
_______________
合計: 4,370ドル
こちら2017年12月現時点で日本円レート計算(1ドル86円)をすると、合計金額は学費のみでみると375,820円となります。12週間(3か月)語学学校に通った場合はおよそ35万円~40万円程度の学費と見込んでおくとよいでしょう。
留学にかかる滞在費
学費のほかに大きな出費としては生活費があります。生活費についてはホームステイを選ぶかシェアハウスを選ぶかで異なりますが、一般的にはホームステイのほうがやや価格的には高いイメージがあるといえるでしょう。しかし、生活スタイルによってはホームステイのほうが価格を抑えることができた、という場合もあるため下記2パターンに分けて違いを計算してみました。
ホームステイを選んだ場合
手配費用:230ドル
滞在費:3,480ドル(290ドル×12週間)
空港ピックアップ:160ドル
—――――――――――――――
合計:3,870ドル(日本円およそ332,820円)
こちらも現時点でのレート計算になりますが、おおよそ3か月で30万円~40万円程度と見込んでおけば間違いないでしょう。また、一般的なホームステイはHalf Boardと言って朝と夕飯の2食がついています。ランチがついていない理由は、日中学校に通っているという前提によるものです。学校を卒業した後は原則ホームステイ先には滞在できません。
シェアルームを選んだ場合
シェアルームを選んだ場合は、滞在費用自体はぐっとリーズナブルになるといえるでしょう。オーストラリアでは日本と違ってほとんどの留学生が誰かと同じ部屋に滞在するシェアルームスタイルとなります。理由としてはオーストラリアでひとり部屋となるとかなり高額になってしまうため、ひとり部屋に住みたい場合は市内から1時間程度離れた場所に住む人が多いようです。
例えば1部屋を3人でシェアした場合ですが、シティのほうであれば週150ドル程度が平均となります。3人部屋のルームシェアで3か月滞在した場合については以下の通りです。
3人でルームシェア:1,800ドル(日本円およそ154,800円)
とはいえ3人部屋といえども元々は1人部屋用の部屋にベッドを3つ~4つ入れているスタイルとなるため、部屋の中はとにかく寝るだけ、というイメージになるかもしれません。そのため、2人でシェアして週180ドル~200ドル払うという留学生も多いようです。ちなみにここに食費は含まれていないため、食費が月に3万円程度かかると考えた場合は3か月で25万円程度になることが予想されます。
留学にかかるビザ費用
ビザ費用は観光ビザ(3か月)ワーキングホリデービザ(1~2年)と学生ビザ(学校に通う期間に応じる)で異なりますが、申請料は2017年12月現時点で以下の通りとなります。2018年度も同料金となることが予想されるため、特に大きな変化はないでしょう。
観光ビザ:20ドル(外部システムに委託のため手数料分)
学生ビザ:560ドル
ワーキングホリデービザ:440ドル
こちらはすべてオンライン上で申請となり、クレジットカードでの支払いとなります。本人の渡航歴や健康歴によっては健康診断を求められることになりますが、その場合はオーストラリア政府が指定した病院にて受検となります。健康診断は1万円前後しますのでそちらも考慮に入れておいたほうが良いでしょう。
留学にかかる海外旅行保険費用
海外旅行保険はAIUや住友海上といった日本で民間企業のものに入るか、OSHCと呼ばれる海外留学生保険に入るかがメジャーな選択肢となります。
OSHCについては学生ビザで渡航する場合は加入が必須となります。語学学校で代行してくれるところもありますが、自分で加入することも可能です。加入期間は学税ビザの期間中は必須となりますが、歯の治療や死亡時の補償、盗難窃盗に対する補償がついていないため、実際には学生ビザで渡航する場合は通常の海外旅行保険と両方加入するパターンが多いようです。
海外旅行保険については1か月あたりの費用は15000円~20000円程度となります。
3か月間海外旅行保険に加入した場合:5万円
12か月(1年間)海外旅行保険に加入した場合:20万程度
オーストラリアで海外旅行保険に加入していない場合は診察料が70ドル~100ドル程度がかかり、さらに薬代なども支払う必要があるため風邪やケガなどで病院にかかった場合は1回につき1万円程度はかかると思ってよいでしょう。軽い風邪やケガであればいいですが、交通事故にあってしまった場合や重大な病気が見つかった場合、救急車を読んだ場合は高額になり支払いができない場合もあるため、海外旅行保険には必ず加入しておくようにしましょう。
留学にかかる交際費
交際費については個人によりかなりばらつきがありますが、オーストラリアについては外食費が高く、レストランでカフェでランチを食べた場合は1500円~3000円程度がかかります。夕食時についてはさらに価格が上がることになりますので、基本的には月に5万円程度は食費と交際費で最低でも出ていくと考えたほうがいいでしょう。ホームステイの場合は毎日家に戻って食べればそこまで食費はかかりません。
留学にかかる航空券費用
航空券についてはシーズンによって値段に差がありますが、片道の場合は5~8万円前後が相場となるでしょう。3か月以上前から予約した場合は6万前後で予約できることも多く、JetstarなどLCCを利用すればさらに料金が抑えられることもあります。そのため、留学を計画する場合は早めにプランを決めてしまえば航空券も安く予約ができるということになります。
留学にかかる合計費用
これまで各パートづつでかかる費用を紹介しましたが、まとめると以下の通りとなります。
3か月間、語学学校(フルタイム)でホームステイに滞在した場合
学費 | 35~40万円 |
滞在費 | 35万円~40万円 |
ビザ申請費用 | 4万円~5万円 |
海外旅行保険 | 5万円 |
交際費 | 10~12万円 |
航空券 | 6万円~8万円 |
合計 | 96万円 |
※あくまで初期費用の計算となります。
ここにアルバイトなどの収入が加算されるため、生活費や交通費などはマイナスになる場合もありますが、まったく働く予定がない場合はこのくらいは必要でしょう。また、仮に1年間オーストラリアへ語学留学したモデルケースは以下の通りとなります。
12か月間、語学学校(フルタイム)でホームステイに滞在した場合
学費 | 140~150万円 |
滞在費 | 140万円~150万円 |
ビザ申請費用 | 4万円~5万円 |
海外旅行保険 | 20万円 |
交際費 | 30万円 |
航空券 | 6万円~8万円 |
合計 | 340万円 |
こちらは1年間、ホームステイをしながらフルタイムで学校に通った場合の費用となります。とはいえオーストラリアでは2週間で40時間までのアルバイトが認められているため、実際にはここからアルバイトをした分の収入がマイナスになる、というイメージです。
以上がオーストラリア留学をした場合にかかる費用でした。留学は何かとお金がかかることもあるため、しっかり時間にも資金にも余裕をもって成功する留学を実現しましょう!
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ライター
Saki
カフェとダイビング、そして犬をこよなく愛する福岡出身のアラサー女子。 スペイン1年、フィリピン1年半、オーストラリアへ留学し、英語とスペイン語と博多弁を話すトリリンガル。TESOL(英語教授法)と留学カウンセラー資格を生かして留学JPメルボルンで働いています。ネタはたくさんあるので何でも聞いてください!